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XRFリフレクターとインターリンク

 最新のリフレクターであるXRFリフレクターは、AからZまでのモジュール(チャンネル)を持ち、リフレクターにアクセスする場合は、リフレクターの番号とどのモジュール(チャンネル)に繋ぐかを指定してリンクします。下図ではモジュールはAからEと書いてありますが、現在はAからZまで拡張されています。

 リフレクターにはインターリンクと呼ばれる機能があり、異なった番号のリフレクターのモジュールをつないでしまう事ができます。図で見ると横浜リフレクターのBモジュールは鴻巣リフレクターのBモジュールにつながっており、又津山リフレクターのBモジュールにもつながっています。この場合、横浜リフレクターのBモジュールにマイノードを接続すると鴻巣リフレクターのBモジュールに接続されているマイノードの局とQSOすることができます。

逆にインターリンクがつながっていないモジュールは、そこにアクセスしてきたマイノードだけがQSO出来るので、ある程度閉じられたチャンネルが出来ます。とにかくどのリフレクターもAからZまでのチャンネルがありますから、かなり自由に使えます。

 

それぞれのリフレクターは個人のボランティアで運用されていますが、基本的にはオープンで誰がどのリフレクタを使っても良いという暗黙のルールで運用されています。

​また、リフレクターが数多くあり、使われていないモジュールが多数ありますので、ロングラグチューは開いているモジュールで行えば、問題ありません。

 

 

2017年9月現在 XRFリフレクターとそれに繋がっているREFリフレクターは32局ありどのリフレクターのどのモジュールがインターリンクされているかは、JH1TWXが作っている日本リフレクター相関図を見ることで知ることができます。これを見るとモジュールBCDがあちこちのリフレクターに繋がっています。Aは単独で海外のリフレクターに繋がっているようです。DはREF系のリフレクターに繋がっておりD-STARリピーターに繋がっているものもあります。リフレクターの開局状況ですが、ほとんど毎月のの様に新しいリフレクターが立ち上がっており、どんどん便利になっています。

最新のXLXリフレクターの情報は JH1TWX局のDashboardにあるInfoボタンから入手できます。

     http://xrf076.xreflector-jp.org/info/pdf/diagram.pdf

今のところ、CQを出す決まったモジュール(チャンネル)は無くBとかCとかDで適当にCQを出して応答があればそこでQSOが始まるというのんびりとしたスタイルで運用されています。

実際のリフレクターは下図の様な小さな物で出来上がっています。これはXRF365リフレクターで「ラズベリーパイ」と呼ばれるLinuxOSが走る小さなコンピュータです。

この小さなコンピュータは我が家のルーターの後ろで24時間働いています。消費電力も少なく(10W程度)―昔前のサーバーの事を思うと、隔世の感があります。

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