アンドロイドスマホや、デジタルモード付のトランシーバーで
D-Starレピータやリフレクター経由QSOをしよう!
D-Star/C4FM/DMR リフレクター と D-Starレピータ インターフェースユニット
Nora Virtual Repeater サーバー / BlueDV_NORAインターフェース / ポータブルAMBEサーバー / HotSpot3 Noraゲートウェイ
XRFリフレクター同好会ではリフレクターとD-Starレピータへのアクセスが簡単に行えるように、各種のインターフェースを用意し頒布を行っています。これによりリフレクター、レピーターを使ったQSOが増え、アマチュア無線のアクテビティが上がる事に力添えできれば幸いです。
2023年1月 と2024年7月にバージョンアップしました。
HotSpot3 for NoraGateway
BlueDV_NORA Interface
PortableAMBEサーバー
Nora Virtual Repeater Server
ⒸXRFリフレクター同好会
JA1COU
アンドロイドスマートフォンでレピータとリフレクターQSOを楽しもう!
Nora Virtual Repeater Server
本機は圏央道友会で開発された「NoraGateway Virtual Repeater」というソフトウエアと、XRFリフレクター同好会で開発された、音声圧縮ボードを組み合わせた機器で、手軽にD-Starレピータ リフレクターにアクセスできることを目的に開発されました。
バージョンアップ情報
2020/7/19 NoraVR Server がバージョンアップされました。使用されているCPUの違いでソフトウエアが2種類になりました。大きな仕様変更はありません。 SDカードの書き換え方法は ここ
https://drive.google.com/drive/folders/1RMzm2pHV5U96oPDVqh-JRCfof3zDwLzA?usp=sharing
ファイル名:NoraGateway_v0.1.6a-PR12_VR_Server_V8.19.zip (Server用)
NoraGateway_v0.1.6a-PR12_VR_Server2_V9.05.zip(Server2用)
LEDの点灯方法も変更になっています。(V8.15から)
赤LED : ネットワーク状態表示(正常時5秒に1回0.5秒間点灯)
緑LED : マイクロSDアクセス時に点滅
Serverと Server2はハードウエアで使われているCPUが違うのでソフトウエアが2種類になりました。仕様 性能は全く同じです。
SDカード内の設定方法が変わりました。このページの一番下をご覧ください。
特徴
① 本機一台でスマホ・タブレットと組み合わせればリフレクター D-Starレピータの両方に
アクセス可能です。
② 小型、軽量、低消費電力です。本機は手のひらに乗るサイズで、ルーターのそばに置いても
邪魔になりません。消費電力は5V400mA程度なので、スマホ充電用の5V1AのUSB電源で動作
する事ができます。
③ 自分のドメイン名が持てます。屋外から家庭内に設置された本機にアクセスする場合、自分独自
のドメイン名を持った方が便利です。無料DNSサービスであるMyDNSサイトを簡単に利用できる
ソフトウエアを組み込みました。これにより、MyDNSサイトに自分独自のドメイン名を登録する
だけで簡単にDDNSサービスが使えます。
④ ポート開放を簡単に行えるUPnP機能のサポートが用意されています。本サーバーを外部から使う
場合ポート開放が必要ですが、最近のルーターに内蔵されているUPnP機能を使えますので、
面倒なポート開放の設定は不要です。
⑤ 設定はWindows10 PCを使い内蔵のSDカードに書き込むだけです。
SDカード PCに差し込み、設定ソフトを動作させると左図の2枚の設定画面が立ち上がります。
設定項目は、コールサイン 本機のIPアドレス ルーターのIPアドレス MyDNSサイトから送られて
きた、MasterID Passsword、2枚目は Proxyサーバーの設定 UPnPでポート40000の開放設定、AMBEサーバー関係の設定です。書き換えが終わったら、OKボタンをクリック。詳しい設定方法はこのページの一番下をご覧下さい。
本機の接続方法と設置方法
左図に接続端子等を示します。
①イーサネット端子です。ルーターに接続します。
②シャットダウンスイッチです。
③USB電源端子です。
④SDカード
⑤電源表示LEDとCPU状態表示LEDです。
⑥音声通信状態表示LEDです。
設置は簡単です。①にルーターからイーサネットケーブルを接続します。 ③のUSB電源端子にUSB電源を接続します。コネクタはMicroBタイプです。電源がONされると設定に従って動作開始します。
スマートフォン側のClientソフトウエア
スマートフォンにNoraVR Client Sample⑭ をインストールする。
https://1drv.ms/u/s!Alt6WCVd8Pgfomlu4Mlvwj0l_htx
NoraVRClientSample14.apk
NoraVRClientアイコンをクリックしてアプリを実行する。
Hardware仕様
CPU/Vocorder Allwinner H3 4*Cortex-A7 Up to 1.2GHz / AMBE3000R
Memory 512MB
OS Linux DebianStrech version
CPU ボード 音声圧縮チップ
自分のドメイン名を持とう!! Dynamic Domain Name Server サービスについて
本機を自宅に設置して屋外からアクセスするには、自宅に設置されたルーターのグローバルアドレスを知らなければなりません。自分のルーターのグローバルIPアドレスは、次のサイトを見れば知る事ができます。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
そこにはドットで区切られた4つの数字が見えると思います。この番号がグローバルIPアドレスで、この値をClientソフトウエアの設定時にServerAddressに設定すればClientソフトウエアは正常に動作します。しかしながらこのアドレスは一定ではなくプロバイダーの都合で変わります。設定値をこのアドレスが変わるたびに設定変更するのは面倒です。
この面倒さから解放してくれるのが、DDNSサービスです。自宅のルーターのアドレスの名前(ドメイン名)を決めておけば、アクセスが発生するたびにドメイン名からIPアドレスに変換するサービスをやってくれます。そしてIPアドレスが変わるたびに変換するサービスサイトに新しいアドレスを自動で伝えておけば、書き換えの手間が省けます。このサービスを行ってくれるのがDDNSサービスサイトです。本機では、MyDNSという無料サービスサイトが使える様にプログラムが組まれています。
使用する方は、MyDNSサイトで自分の希望するドメイン名を登録しておいて、本機に電源を入れておくだけで、本機から最新のグローバルIPアドレス情報が、MyDNSサイトに一定時間(15分)ごとに送られます。IPアドレスが変わっても15分後には修正されます。
MyDNSサイトに登録は次のホームページで行います。 http://www.mydns.jp/
取り扱い説明書 ダウンロード
取り扱い説明書がダウンロードできます。詳しい説明はこちらを読んでください。
NoraVRServer取り扱い説明書
無線局免許との関係
本システムは、アマチュア無線の電波を使いませんので、電波法で言う無線局ではありません。しかしながら、D-Starレピータの様に電波を発射できるものを制御することができるので、オペレーターは無線従事者免許は必要です。無線局の申請は不要です。電波法的にはコールサインも意味を持たないのですが、コールサインを使ってQSOするので、コールサインを持って運用するのが一般的です。
D-StarレピータやREFリフレクターに接続するためにはJARLの管理サーバーへDSTARの機器登録が必 要です。更に、最寄りレピータからのゲート越え、または本機から「ならやま⾃動応答」へアクセスする ことによりJPtrustDBに登録され、DSTARレピータやREFリフレクターへのアクセスが可能になります。 https://www.d-star.info/ をご覧ください。
NoraVR_Config 設定方法
2月28日のバージョンアップでSDカード内の設定方法が変わりました。SDカードをWindows10PCに挿入して エクスプローラで内容を見るとFAT32とかBootとかという名前のディレクトリーがあります。その中に
NoraVR_Config1.exeとNoraVR_Config2.exe というファイルがあります。それぞれで設定します。
① 自分のコールサインを入れます。その後ろにスペースを入れてA-Zの識別子を入れます。Gは使用禁止です。
② 本機に割り当てるIPアドレスとルーターに割り当たっているIPアドレスを入れます。本機の割り当てるIPアドレスは他の機器と重ならないIPアドレスにして下さい。
③ 屋外からインターネット回線を使ってアクセスする場合、ルーターの52161ポート開放を行わないといけませんが、ここにマークを入れると自動的にルーターの52161ポート開放を行ってくれます。
④ DDNSサービスを利用するとき、MyDNSサイトで登録後入手できる
MasterIDとPasswardを書き込んで下さい。MyDNSを使うと書いてある前のボックスにマークを入れて下さい。これで15分に一度MyDNSサイトに現在のグローバルIPアドレスを自動送信します。
⑤ Proxyサーバーを使う場合、ここのボックスにマークを入れますが、2020/2/28現在Proxyサーバーが使用できないので、マーク無しでお使いください。
⑥ Proxyサーバーが使えない場合、ポート40000を開放しなければいけませんが、ここにマークを入れると自動的にポート開放が行われます。マークを入れて使用してください。
⑦ AMBEサーバーのアドレスです。NoraVRサーバーは変更しないで下さい。ラズパイで外部のAMBEサーバーを使う場合、そのIPアドレスを記入します。PORT番号は2465(デフォルト値)のままにしておいて下さい。
⑧ NoraVRサーバーとか、ラズパイでUSBスティックタイプのAMBEサーバーを使う場合、マークを入れて下さい。音声圧縮ボードをラズパイに差し込んで使う場合は、マークを外して下さい。
設定が終わればOKボタンをクリック。値が書き込まれます。