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​NoraVRサーバーはAMBEサーバーとしても使えます。BlueDV_AMBEというソフトと組み合わせれば    DMR    C4FM のリフレクターにアクセスできます。

​下図の組み合わせで、D-Starリフレクター(XLX) DMRリフレクター C4FMリフレクター(FCS YSF) のすべてのリフレクターにアクセスできます。NoraVRサーバーを自宅に置いておけば自宅ルーターのポート開放は必要ですが、自宅外からも使用することができます。YSFリフレクターにアクセス出来るので先月オープンした 「Japan Fusion Link」にもアクセスできます。もちろん NoraVR クライアントソフトをBlueDV AMBEの代わりに立ち上げれば、D-Starレピータ D-Starリフレクターにもアクセスできます。

NoraVRa.jpg

BlueDV.jpg

​ NoraVRサーバー         BlueDV AMBE ソフトウエア(Android版)

​NoraVRサーバーをBlueDV AMBEソフトウエアでAMBEサーバーとして使う方法

NoraVRサーバーはAMBEチップ+NoraVRソフトウエアが走るCPUボードの組み合わせで出来上がっています。AMBEチップが搭載されたボードとCPUボードは同一IPアドレスで繋がっており(192.168.1.150)ポートは2465となっています。このIPアドレス(192.168.1.150) ポート2465は、ローカルエリアネットワーク上からアクセスできます。従ってローカルエリアネットワークまたは自宅外からでもポート開放されているルーターに接続されているPC・タブレット・スマートフォンで実行されているBlueDV AMBEソフトウエアからAMBEチップボードがアクセスできるので、BlueDV AMBEソフトウエアを使う事ができます。但し同時にNoraVRサーバーソフトウエアも走っているので、そちらの動作を止める必要があります。その方法は次の通りです。

① NotaVR Client ソフトウエアから、NoraVRサーバーのリンク先を切断する

② NoraVR Client ソフトウエアを停止する

​この設定を行えばOKです。この状態では、コールサイン指定で呼ばれた場合、NoraVR側からAMBEチップボードにアクセスが発生して動作が不安定になる可能性があります。コールサイン指定を動作させない様にするには、NoraVRサーバーのSDカードの設定の NoraVR Configツール#2 のProxyサーバーを使う と UDP PORT 40000・・・・ の二つの設定をどちらにもチェックマークを入れないで下さい。

そうすれば、コールサイン指定で呼ばれる事はありません。コールサイン指定のQSOをあまり使わないなら、Configツールでここまでの変更は不要でしょう。

​BlueDV AMBEのセットアップ(Android版)

「BlueDV AMBE」はGoogle Play からダウンロードできます。 Windows版もあります。Windows版は「BlueDV windows」で検索すればダウンロードすることができます。    http://www.pa7lim.nl/bluedv-windows/

BlueDV.jpg

インストールが終わったら、BlueDVAMBEのアイコンをクリックして下さい。左の図の様に BlueDV AMBEの画面が立ち上がります。

​ここまで来れば設定に入ります。左下の設定ボタンをクリックします。

​設定方法ですが、具体的な例として、写真を掲載しておきます。ほとんどはデフォルト設定でOKです。自分のコールサイン DMRID(DMRを使う場合) AMBEServ IP AMBEServ Port は設定を行います。

BlueDVSetup1.jpg
BlueDVSetup2.jpg
BlueDVsetup3.jpg
BlueDVsetup5.jpg

ここまで設定出来たら、保存ボタンをクリックします。これで設定完了です。実際の使用方法ですが、まずはNotaVRに接続します。左の下の CONボタンを右にスライドさせます。 接続先表示が AMBESERVER CONNECTED になれば接続OKです。

​次に接続したいモードとルームを選びます。モードは一番上の一番左のボタン ルームはその右ボタンで選びます。選択が終われば、その右にある緑色の電話機のマークをクリックすればログインできます。

​DMRでのQSO方法

DMRは世界中で普及しているモードです。DMRではルームの事をTG(Talk Group)と呼び 番号で表示されます。日本は44から始まる番号を使います。どの局がどのルームにいるかは Hoseline というURLに表示されているので、相手局を探すのが便利です。 http://hose.brandmeister.network/

を見て下さい。

hoseline.JPG
DMR.jpg

       Hoselineの画面です。               DMRのルーム TG 44120 でQSO 

 

DMRでQSOするには、最上部の左のボタンでDMRモードにして、その右のボタン上にトークグループ(TG)番号を入力して画面をタッチします。もう一度タッチして、受信状態に戻せば、設定完了です。         

​C4FM FCS でのQSO方法

​C4FMは二つのリフレクターモードがあります。FCS と YSFです。 まずはFCSモードです。

FCS.jpg

FCSの使い方はDMRとほぼ同じですが、ルームを二つのボタンで選択します。左の写真は 001 30 ルームでQSOしている例です。

C4FM YSF でのQSO (JAPAN Fusion Link を使う)

最近 PA7LIM David が開発した JAPAN Fusion Link を使うQSO方法もあります。

JAPAN Fusion Linkとは、C4FMモードのリフレクターです。大きな特徴はこのリフレクターにリンクしている局名が見えたり、QSOしている状況が見えるDashboardのWEBサイトが立ち上がっていて、リフレクターの状況が簡単にわかるようになっています。

​このDashboard画面がとても使い易く、人気になっています。

ysf.jpg

BlueDVの画面は左図の様に設定します。左上のモードはYSFにします。その右のリフレクターの選択は「JAPANLINK」を選択します。

選択できるリフレクターがとてもいっぱい出てきますが、アルファベット順に並んでいますから、「JAPANLINK」を見つけて下さい。

一番左下のCONボタンをONにして、AMBEServerと接続します。

接続されれば、電話ボタンが緑になるので、そのボタンをクリックすると接続完了です。

fusionlink1.jpg

左の写真が「Japan Fusion Link」のDashboard画面です。この画面を見るためには、BlueDVAMBEが走っている端末とは別のPC スマホ タブレットが必要です。WEBブラウザから見られるのでiPhoneでも構いません。URLは

http://japanlink.xreflector-jp.org

​です。

JAPANLINKには10個以上のルームがあります。このルームの選択はWEBサイトの左下にあるROOM CONTROL(写真赤丸)と書いてある下の切り替えボタンで行います。現在13のルームがあります。PARROT(オウム)ルームは自分が送信した内容が、オウム返しに聞こえます。自分の声のテストが出来ます。JAPANルームはメインのルームで430MHzのメイン周波数の様な物です。皆さんここをワッチされていると思います。タブレットのBlueDVの場合は、画面をタッチすれば送信モードになりますから、そこでCQを出せばJAPANにリンクしている局全部に送信することができます。応答があれば、そのままそこでQSO出来ます。QSOが長くなりそうでしたら、他のルームに移動してQSOを続けられます

又詳しい使用法は次のURLに記述があります。

 http://xrf673.xreflector-jp.org/info/JAPANLINK.pdf

このDashboardのおかげで、このリフレクターに接続されている局が増えています。2020年7月に開始された新しいリフレクターです。

​Yaesuトランシーバーを使ってアクセスするように作られていますが、NoraVRサーバーとPC・タブレット・スマートフォンでアクセスできますので、大変便利です。是非一度アクセスしてみて下さい。

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