アンドロイドスマホや、デジタルモード付のトランシーバーで
D-Starレピータやリフレクター経由QSOをしよう!
D-Star/C4FM/DMR リフレクター と D-Starレピータ インターフェースユニット
Nora Virtual Repeater サーバー / BlueDV_NORAインターフェース / ポータブルAMBEサーバー / HotSpot3 Noraゲートウェイ
XRFリフレクター同好会ではリフレクターとD-Starレピータへのアクセスが簡単に行えるように、各種のインターフェースを用意し頒布を行っています。これによりリフレクター、レピーターを使ったQSOが増え、アマチュア無線のアクテビティが上がる事に力添えできれば幸いです。
2023年1月 と2024年7月にバージョンアップしました。
HotSpot3 for NoraGateway
BlueDV_NORA Interface
PortableAMBEサーバー
Nora Virtual Repeater Server
ⒸXRFリフレクター同好会
JA1COU
IC-9700にNoraGatewayアダプターを取り付けて、リフレクターでQSO
IC-9700のターミナルモードの画面。ケースの上に載っている小さな箱が、NoraGatewayが動作しているRaspberry PI ZeroWです。
最近発売された、ICOMの3バンドV/UHFトランシーバーIC-7300は、イーサーネット接続が直接できて、ターミナルモード、アクセスポイントモードでPCを使うことなく、インターネット経由でD-Starレピーターにアクセスする事ができます。
それとは別に、ID-51Plus2等についているのと同様に
、外部のPCとかスマホを使ってRS-MS3WというICOM製のソフトを使って、ターミナルモード アクセスポイントモードを実現する方法もあります。
今回はRS-MS3WとPCの代わりにNoraGatewayとRaspberry PI Zero W を使ったユニットを製作してIC-9700に取り付けて、リフレクターとD-Starレピータへのアクセスを可能にする方法を解説します。
① 用意するもの
ICOM DATA CABLE OPC-2350LU ¥5000 弱
Raspberry PI ZeroW スターターKIT ¥3000 前後 AMAZON等で購入可能
インターネットに接続された WiFi ルーター
16GB Micro SD カード・カードリーダーライター
インターネットに繋がったPC一台
② 手順1
インターネットに繋がっているPCで、SDカードのイメージファイルをダウンロードします。
https://drive.google.com/drive/folders/11ryQ6OoTeqD5u-8WCf9fmArWpS7MsRX4?usp=sharing
ファイル名は NoraGateway_v0.1.6a-PR12_Terminal_V5.42.zipです。7/19 バージョンアップしました。
ファイル名 NoraGateway_v0.1.6a-PR8_Terminal_V5.41.zip 旧バージョンです。上の新バージョンで
不具合がある場合があります。その場合一つ古いバージョンをお使い下さい。
解凍します。imgファイルが出来上がります。
本ホームページの「SDカードのバックアップ」ページを参考にSDカードにimgを書き込み
ます。
SDcardに書き込み中の画面です。
③ 手順2
PCとカードリーダーを使って、SDカードのイメージを見てみましょう。エクスプローラをクリックしてSDカードの内容を表示
させます。BOOT:という名前のフォルダーをクリックして開きます。その中のNora_Config.exeをクリックして実行させます。
下図のような画面が出てきます。
この画面を使って設定を行います。 コールサインは自分のコールサインを入れて下さい。コールサインの後にスペースを一つ その後にAからFの一文字を入れます。
周波数はこの場合関係ないので無視してください。
WiFiSSIDは接続しようとするWiFiルーターのSSIDです。Raspberry PI ZeroWでは、2.4GHzのアクセスポイントを使って下さい。5GHzはサポートしていません。
WiFiパスワードは、パスワードを記入してください。
下記Proxyサーバーを使う はProxyサーバーが復帰しましたので使ってOKです。6/06記入
設定が終わったら、OKボタンをクリックしてください。新しい設定値がSDカードに書き込まれます。
④ 手順3
出来上がったSDカードをRaspberry PIのソケットに差し込みます。ケースをかぶせてケーブルをつなぎます。
写真の手前側のケーブルはICOMのデータケーブルです。奥側のケーブルが電源ケーブルです。
Raspberry PIのピンに付いているスイッチはShutdownスイッチです。(GPIO10(19Pin)をGNDに落とすとShutdownします。)
⑤ 手順4
IC-9700をターミナルモード(外部)にします。通常モード - MENU -DV GWボタン -ターミナルモードボタン です。
本機に電源(USB5V)を繋ぎます。暫く待つと「NoraGateway立ち上がりました」と女性の声が聞こえます。
準備完了です。
⑥ 手順5
IC-9700の設定を行います。まずは、メモリーに通信したいリフレクターとかD-Starレピータを登録しておきましょう。
登録方法は下記の通りです。
通常の430MHz FMモード MENUを押してこの画面のMemoryを押す 相手局コールサインを押す。 Quickボタンで登録を行う
⑦ 手順6
ターミナルモード(外部)でQSO
MENUボタンを押す。表示のDV GWをタッチ
ターミナルモードをタッチ
メインダイヤルでリンク先を設定 PTT一回でリンク
メインダイアルでTOをCQCQCQにしてQSOする。
ならやま自動応答をアクセス
⑧ 参考までに私の設定しているメモリーの内容です。
使用感です。
IC-9700は144MHzから1200MHzの3バンドのオールモードに出られるとても便利の良いRIGです。今回これにラズパイZeroWで作った小さなアクセサリーを追加することにより、日本全国のD-Starレピータにアクセスしたり、リフレクターにアクセスできるため、4バンド目が増えた感じになりました。リフレクター等は最近はスマートフォンでもアクセスでき、何となくアマチュア無線とは感じが違うかなという部分も出てきましたが、これはおにぎりマイクで、IC-9700のパネルを見ながらのQSOで例えインターネットを使用していても、アマチュア無線をやっている気分です。144MHzCWでQSOした後、ボタン操作数回でリフレクターにQSO出来るのは、とても便利です。費用も、ICOMのケーブルを自作すれば(ネットに自作例が載ってます)安価なラズパイZEROWだけで作れますので、ローコストです。 尚本モードは、電波を出しませんから、変更申請等の手続は不要です。
IC-9700をお持ちの皆さん、手軽な製作でできるアダプターを作って、リフレクターにオンエアして下さい。
それから、本アクセサリーは、ID-31Plus ID-51Plus ID-4100 等 ターミナルモードがあるトランシーバーなら使用可能ですから、それらをお持ちの方も挑戦してみて下さい。
YouTube に QSO の様子をUPしました